【殴り書きコラム】故人の音声合成は今に始まったことではない。

hibari

今回はボカロの話題ではなく、広義の「音声合成技術」的な話を書き連ねようかと。

と言うのも、今朝の松尾Pのツイートで「へぇ、こういうのがあったのか」と知ったので。

で、この「オペレッタ狸御殿」と言うのは、2005年5月に公開された鈴木清順監督の映画で、チャン・ツィイーとオダギリジョー主演によるミュージカル映画ということで、実際この予告編映像にもちらっと美空ひばりの歌声とセリフが聴くことが出来ます(大体1:20辺りから)。

これについては僕自身この話は全然記憶になくて、松尾Pのツイートを見て「あれ?そうだったんだ」と思ったくらいで(ぉぃ)。

で、そもそもはひばりの長男の加藤和也氏の結婚披露宴において日本音響研究所が声紋を分析して再現したひばりの祝福のメッセージが会場に流れたという話があったそうで、この技術が映画に使われたのではないかという事が考えられますが、真偽の程は今の所Webには見当たりませんでした。やっぱり詳細については映画のDVDを入手するしかないのかなぁ。

で、実際にWebの方でその評判を見てみると今回のhideの騒動とは打って変わって絶賛のコメントが多く見受けられます。

この頃はまだVOCALOIDのプロジェクトが始まったばかりだし、音声合成がまだ「特殊な技術」であるという認識が強かったからかもしれません。もちろん、その当時の「特殊な技術」が現在のVOCALOIDと比べても優れているのかもしれません。でも、今回の様に故人を商売にする云々を始めとした否定的な意見は僕が検索した限りではあまり見受けることがありませんでした。もし、これが現在、VOCALOIDと言う形で美空ひばりの声が再現されたとしたら、どの様な評価を得るのでしょうか。

そういった意味では松尾Pがつぶやいている通り、

と言う「特殊な技術」で再現されたからなのではないかと思ったりします…VOCALOIDと言う一般的な技術ではなく。

じゃ、逆にhideの声がVOCALOIDではなく日本音響研究所クラスの「特殊な技術」で寸分違わない歌いまわしで楽曲を再現していたら、ファンはどう見るのでしょうか。それでもやはり否定的な意見も駆け巡るのでしょうか。

 

僕自身は美空ひばりの音声合成についても、hideのVOCALOID化についても純粋に「技術の進歩」として肯定的に捉えています。少なくとも「冒涜」とか「死者で商売」とかそこまでは考えていません。何故なら映画も今回のCDも「一種の企画物であり、『特殊なケース』である」と言う考えであるから。文句を言いたくなる気持ちは理解できるけれども、いちいちこういう事で文句を言ってたら、1995年に「アンソロジー」という企画でジョン・レノンの残したデモを元に「Free as a Bird」「Real Love」と言う「新曲」を作ったビートルズや、最近だと未発表曲のトラックを元にニューアルバムを2枚出しているマイケル・ジャクソン等、死後もこうした「商売」をしているケースついても文句を言わなければならないんじゃないかと思ったりします。あと、先程フレディ・マーキュリーとマイケル・ジャクソンのデュエット曲をベストアルバムの目玉としてリリースしたクイーンの例とか。

 

もちろん、これに気を良くしてレコード会社なりなんなりが「hideのVOCALOIDを発売します」と言い出したら、それはそれで怒ってもいいとは思いますが(いくら生前のhideが「死後俺の名前を使って商売してもいい」様な事を言ってたにしても)、まずはそれはあり得ないと思うし、あくまでも「企画の一環」であることと思うようにした方がいいんじゃないか?というのが僕の考えです。

 

 

※これについての反論などはコメント欄によろしくお願いします。

 

(追記)

読みなおしてみたら、語尾が全然統一されていなくて読みづらかったので、語尾を見直しました。

これで少しは読みやすくなったかと思います…読みづらくてすみません。

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