【殴り書きコラム】故人のボカロ化についてどう考えるか。

ひとつ前の記事でも取り上げましたが、故人であるhideの声をVOCALOID技術で蘇らせ、不完全だった音源を「新曲」としてリリースされるわけですが、Twitterでの反応を見ると、結構賛同ないし技術の進歩に驚いたり戸惑う声が多く、一部のファンと思しき方の不快感や倫理的問題としてどうかと言う意見は今のところはごく少数のようですね。(中には矛盾した意見も伺えましたけどw)

 

僕個人としては今回のhideのVOCALOID化については正直驚いています。それはもちろん技術的な側面で。

 

実際VOCALOIDと言うのは呪文のような歌詞を延々と歌い続ける様なエピソードが良く出てきていたので(笑)、いくらマルチテープでhideの音声だけを抜き出せるからと言って、そこからサンプリングやらモーフィングやらで人に聴かせられる(とされている)レベルに持っていくのは並大抵の苦労では出来ないと思うんですよ。現にユニヴァーサル・ミュージックからの依頼で手がけ始めて2年の月日を掛けていることも考えると、尚更ですよね。

 

もちろん、故人の声をVOCALOIDに出来るのであれば、それを市販して云々と言う要望も若干見かけはしましたけど、それこそ倫理的問題とかそういったものが絡んでくると思うし、今回は汎用性の高いものではなく、あくまでも「子 ギャル」と言う楽曲を1曲歌わせるためのものであるわけですから、仮に市販する様なレベルに持って行くには更なるものもありますし、それ以前にさっきも言った通り倫理的問題や音源データを提供したユニヴァーサル・ミュージックやhideの遺族も絡んでくる問題だと思いますし、一部ファンからの不快感もある事を考えると、残念ではありますが「これっきり」の話の様な気がするんですよね。

 

そして、hideに限らず、今後も他の故人をレコード会社や色々な思惑から同様の企画が上がってくるかもしれません。だけど、それらもやはりその企画だけのもので終わりそうな気もしますし、もしかしたら生前に本人の意志としてVOCALOIDのレコーディングを行い、死後リリースされることがない限り、倫理的な問題が邪魔するんじゃないかな、と思ったりします。それは、今後VOCALOIDの技術が故人の声を元手に完璧なVOCALOIDとして出来上がるくらいに向上したとしても。

 

あと、ひとつだけ勘違いしてほしくないのは、僕はこういう「故人の声からVOCALOIDを作る」と言う取り組み自体については否定していません。むしろ今回の様な「(遺族などの)周りからの理解」が得られるのであれば、今後も取り組んでいって欲しいテーマだと思います。やっぱり、亡くなったらそこで終わりではなく、それ以降も続くと言う希望が持てるのであれば、それはそれでありだと考えていますから…。(確かKEIさんの「メーカー非公式 初音みっくす」と言う漫画で似たようなエピソードがあったような)

 

なので、ヤマハにはこれからも頑張ってほしいな、と思います。

 

…多分、気が向いたら「追記」と言う形で書き続けるかもしれません。

 

(追記)

今回の件についてアンケートを始めました(~2014/12/9まで)ので、お時間のある方はご回答いただければ幸いです。

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