ボーカロイド技術論の発売記念イベントに行ってきました!

d4566-285-604020-0

VOCALOID™ / ボーカロイド 公式サイト : 新着情報・特集 : イベント : 『ボーカロイド技術論~歌声合成の基礎とその仕組み~』発売記念イベント開催!

と言う訳で、去る9/27に開催された「『ボーカロイド技術論~歌声合成の基礎とその仕組み~』発売記念イベント」に行ってきました。

昼にボーカロイド™オペラ 葵上 with 文楽人形を観に行き、その後何故かボカロ好きの聖地となっているマジックスパイス東京下北沢店にてとりあえずポーク角煮の涅槃を食した後に渋谷に向かったわけですが、時間調整していったのが仇となったか、会場となるヤマハエレクトーンシティ渋谷の前には結構なイベントの待ち列が。参加者の分布的には「技術論」というお堅い内容の書籍のイベントにもかかわらず、老若男女の方々が集まり、しかも中には自作されたポケットミクのリアルタイムキーボードをぶら下げた人も登場しまして、流石ボーカロイドと言った感じでしょうか。

image

マジックスパイスの店内テーブルに挟まれていたKAITOとはちゅねミク。

yamaha

イベント会場入口。

image

参加者の中にはポケットミクを改造したリアルタイムキーボードを持参した方も。

 

そんなこんなで会場に入り、真ん中辺りの席に座り、暫くすると司会者の方が出てきて彼女の導きで、今回のメインであるヤマハの剣持さんとDTMライターの藤本さんが登場し、軽い挨拶のあとに早速二人によるトークショーが始まりました。

 

内容としては基本的には「ボーカロイド技術論」の補足、と言うことで大雑把にまとめると、

・本書に掲載されなかった写真の公開

・初期VOCALOIDのデモ音声公開

・上記+書籍内容の補足説明

・若干の質疑応答

と言った感じでしょうか。

 

写真については、書籍の写真のカラーバージョン(剣持さん曰く、「(出向時の写真などについて)当時は(髪の毛を)黒く染めていた」とのことw)、ボカロ開発に携わった方々の親睦写真(敢えて「親睦」と言う表現にとどめさせていただきますw)とか、クリプトン社への出張報告書(機密に関わるものは消されていましたが、剣持さんは「(報告書を)きちんと書いていた時期があったんだなぁ」といっていたのが印象的でした)等、なかなか興味深いものばかり。

ボカロの音声デモも「(エディタがあると想定して)ハードコーディングした」と言う”LOVE LETTER”のデモ(声は風雅なおと氏によるものだそうで)、バックコーラスを想定したデモ曲2曲(うち1曲の”Fu”という「腹筋コーラス」の作り方の説明など興味深い内容が紹介されていました)、英語合成サンプルとして”FLy me to the moon”のデモ、あと変わったところでは当時のヤマハの専務のライブラリを使った歌唱デモなども公開されていました。

書籍からの補足としてはベル研究所による「Daisy Bell」の動画や、「VOCALOID以前」として、PLG-100SGのデモ音源、ミクの山手線発車音の動画などの紹介や、VOCALOIDの音声合成原理についてや音色とスペクトル包絡についての解説、それとコーラス音声合成についての話などもありました。あとは、VOCALOID Editor for CUBASE/NEOの開発秘話などもされていて、なかなか興味深かったです。

 

Daisy Bell

初音ミクがJRの発車音楽を歌ってみました

最後辺りは時間も押してしまったこともあり、駆け足になってはいましたが、最後はボカロネットの紹介とデモを行って終了、と言った感じと相成りました。

その後の質疑応答ではeVocaloidについてなど、書籍にちなんだ内容が主でしたが、中には「CeVIOについてどう思っているか」と言う質問が飛び出して、それについては「気になる」程度の回答にとどまっておりました。

 

トークイベント終了後にはサイン会があり、事前に購入した人はもちろんのこと、会場でも購入できたこともあり、ほとんどの参加者がサインをもらっていました。御多分に漏れず僕もいただきましたが。

その後、ふと近くを見たら葵上の加納監督も来場してまして、思わず挨拶した後、会場を後にしました。

 

蛇足ではありますが、今回のイベントの前日に「ボーカロイド技術論」を入手したのですが、ボーカロイドの歴史や技術的仕組みなど、このような観点でのボーカロイド本と言うのはなかった上に、しかも剣持さんと藤本さんのコンビで執筆されていることもあり、思わずその日のうちに一気読みしてしまいました。それほど夢中になれる本は久しぶりでした。

個人的にはボーカロイド好きの方にはぜひとも読んでいただきたい一冊だと思います。(既に第二刷も決定しているそうですよ)

 

P.S.

著者の一人である藤本さんがfacebookにてイベントの感想を記しておりますので、ご興味のある方は是非こちらもチェックしてみてください。

 

 

Share Button
One Comment

Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)