NHK Eテレ「スーパープレゼンテーション」のマーク・ロンソンの講演テーマ「サンプリング」にちなんで伊藤穰一氏が初音ミクについて言及。

5月20日放送 | これまでの放送 | スーパープレゼンテーション|Eテレ NHKオンライン

サンプリング規制 VS「初音ミク」ムーブメント

DJによるサンプリングは、過去から文化を持ってきて、それに影響されて、新しい表現をしていきます。

アメリカでは、サンプリングに対して著作権侵害を厳しく取り締まるようになってきたので、以前のように簡単にサンプリングができなくなっています。

一方、日本を見ると、自分たちの文化をシェアすることで成功している例がいくつかあります。その一つが、僕の大好きな初音ミクです。

初音ミクはCGキャラクターですが、そのキャラクターをアーティストやファンたちがかなり自由に使えるように著作権のルールがつくられています。それによっていろんな人たちが楽曲やビデオなどを創作していて、それがネットを中心に広く流行しているわけです。

アメリカが、そういう成功体験を見て、必ずしも「著作権でがんじがらめにすることだけが成功につながる」とは限らないことに、気がつくといいと思います。

昨日(2015/5/20)、NHK Eテレでアメリカのプレゼンイベント「TEDカンファレンス」をベースにした教養番組「スーパープレゼンテーション」に「Uptown Funk」の大ヒットで知られるマーク・ロンソンが登壇する回が放映されるとのことで見たわけなのですが、テーマが「サンプリング」という事で、過去のプレゼンテーションを元にサンプリングを駆使して作成した楽曲を公開しつつ、「サンプリング」の文化について熱く語っていました。(なお、その時の様子はリンク先にて字幕付きで公開されていますので、是非チェックしてみてください)

 

しかし、今回は本編ではなく、引用部にある通り、本編以外の部分…放映時にはプレゼンテーション~マーク・ロンソンのインタビューの後に放映された番組ナビゲーターの伊藤穰一氏によるコメント部分でして。

海外(特にアメリカ)ではサンプリングという過去の文化から影響され、それを新しい表現に取り入れるという文化が一時期流行ったものの、「著作権侵害」と言う壁によりそれがなかなか出来なくなっているということ、そして日本では自分たちの文化をシェアすることで成功した例として初音ミクを挙げており、初音ミク(及びボーカロイド)における著作権のルールの作り方が成功を収めている事で、アメリカも「著作権によるがんじがらめ」を行うことで必ずしも成功につながる訳ではない事に気づくべき、と言う内容で締めていました。

 

まぁ、実際には初音ミクを端にして形成されてきたボーカロイド文化が絶対とは言い切れない部分もあったりしますが、ただサンプリング文化の持っている「リスペクト」の精神とボーカロイド文化の持つ「リスペクト」の精神は類似する点があると思いますし、現にそれを上手く融合することが出来れば、新たな音楽のひとつの形が生まれるのではないでしょうか。例えばこのコラボのように。

 

 

(本文中の引用部分はNHK Eテレ「スーパープレゼンテーション」から引用しました)

 

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